|
(写真) アムステルダム、Keukenhof公園(岩田亮子さん提供) 初夏の日曜日の朝、人影のない都会のビルの谷間を歩き、一人映画館に向かいました。(ゆっくり起きてコーヒーをじっくり味合う日曜日の朝もいいけれど、やや冷たい空気の中、誰の視線も浴びずにアスファルトの上を闊歩する自由さも結構好きです・・・) 行き着いた先で観たのは「クローサー」。私の好きなジュリア・ロバーツやジュード・ロウが出ているのだからと楽しみにしておりました。さて感想とは言うと、これが結構シリアスな内容。軽いラブストーリーではなく、4人の男女の間に繰り広げられる愛への欲望や嫉妬、真実のもたらす苦悩などが複雑に描かれています。 でも、舞台劇の映画化だけあって、会話そのものは軽妙で面白いですよ。その中から、職業に関する会話を紹介しましょう。 アリス(ナタリー・ポートマン)に「職業は?」と聞かれてダン(ジュード・ロウ)は、I’m sort of…journalist.(まあ、新聞記者だけど)と答えます。「何の担当?」としつこく聞き返されると、I write obituaries.(死亡記事さ) (死亡記事担当記者のことをobituaristと言いますが、確かにjournalistには違いないし、そのほうがカッコよく響くのも不思議ですね) そのダンもアンナ(ジュリア・ロバーツ)が結婚するラリー(クライブ・オーウェン)の職業のことになると、So, he’s a dermatologist. Can you get more boring than that? (皮膚科か。平凡極まりないね)と悪口を言います。皮膚科や眼科でなく、heart surgeon (心臓外科医)だったら、カッコいいのかな?? 上の写真は、友人の岩田亮子さんが最近送ってくれました。アムステルダムのチューリップで有名なKeukenhof公園の写真です。目が覚めるほど綺麗でしょう!心が和みますね。
by kerigarbo
| 2005-05-22 17:20
|
Comments(2)
噂どおりの際どいセリフの数々にドキドキしちゃいました。
人を好きになるってどうしてこうも複雑なんでしょう? 前回の『アバウト・アダム』ではどんな事でも話してほしいなどと思いましたが、これを観たら考えを改めざるを得ないですね。 これが舞台ではどんな感じなんでしょう?機会があれば是非観たいです!! チューリップ畑に癒されました☆
0
Commented
by
kerigarbo at 2005-05-25 21:34
際どい台詞が多い点では、ホント字幕翻訳者も大変だったろうと思います。この映画、真実を知ることが必ずしもよいかどうかわからないという貴重なテーマを投げかけていますね。舞台を見てみたいですね、私も。
チューリップの写真を撮った人は、世界中を飛び回っているフライト・アテンダントです。今もどこかを飛んでいることでしょう、フフフ。
|
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... カテゴリ
最新のコメント
最新のトラックバック
関連リンク
【Keri先生のプロフィール】
光藤京子(みつふじきょうこ) 英語コミュニケーション・翻訳関連の執筆家・コンサルタント(TAS & コンサルティング)。会議通訳、翻訳ビジネス、大学講師の経験を生かし、これまで数多くの本を出版している。『働く女性の英語術』(ジャパンタイムズ)、『何でも英語で言ってみる!シンプル英語フレーズ2000』(高橋書店)のほか多数。最新書に『する英語 感じる英語 毎日を楽しく表現する』(ジャパンタイムズ)がある。 お気に入りブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|
ファン申請 |
||