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カトリーヌ・ドヌーヴが映画の中でジャージを着ると聞いて楽しみにしていた映画『しあわせの雨傘』。白の縦線が入った真っ赤なジャージ姿で走るドヌーヴは、正直とても可愛いかったです。 というか、やや太めの彼女がお茶目な笑顔で走るその姿、かつてのドヌーヴを知る人には、その部分だけでも楽しい。 フランソワ・オゾン監督がドヌーヴを本コメディの主役に起用したのはたぶん正解でしょう。偶然にもドヌーヴ主演の映画を立て続けに3本観ましたが、彼女の意外にも三枚目な個性は、本作に一番合っています。 夫の傘会社の経営を突然任され、それまで「飾り壺」と子供たちにも軽蔑されていたお気楽主婦スザンヌ(ドヌーヴ)が、保守的な男性たちを尻目に、思いをどんどん実現していく、女性には痛快なストーリー。 映画のテーマは女性の社会進出。そう言えば、先日のNHK「クローズアップ現代」(「ウーマン」と「エコノミックス」を合わせた「ウーマノミックス」について)では、今後の日本経済を牽引していくのに女性の活躍はもはや必然だというテーマでした。とても興味深かったです。女性起業家の数もうなぎ昇りだとか。 これからは男女ともにワークライフバランスを見直し、ともに生きやすい世の中を作るべきですね。映画のスザンヌのような女性、これからもますます増えると思いますよ。 写真は、先日訪れた西麻布の「トルナヴェント」。それなりのお値段ですが、気どらないアットホームな感じのするレストランでした。 元気な若い美人マダムがお料理の説明をしてくれます。少なめの料理が私にはちょうどよかったかな・・・ 来週は、話題の『ソーシャル・ネットワーク』をご紹介する予定です。 (*2010年10月よりコメントは承認制にしています。ご了承ください) 関連サイト: ジャパンタイムズブッククラブ 「働く女性の英語術」特集ページ
by kerigarbo
| 2011-01-14 19:57
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Comments(2)
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suama at 2011-01-17 18:47
suamaと申します、初めまして、keri先生!
子育て真っ只中の時間に追われる私にとって、英語にシネマ…魅惑の響きであります。 先生のお話で、ドヌーヴの新作、私も観たくなりました。 12年前の池部良さまの本「山脈をわたる風」の中で、”そそられる女”というタイトルで彼女について書いています。 ふむ…男性はそんな見方をしているのか…とちょっと憎らしさも覚えた内容でした。 姉を突然亡くし、未婚の母となり、年月を経て女性の魅力を増していったのでしょう。三枚目のドヌーヴ…楽しみですね~! これからも、素敵なブログ楽しみにしております♪
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kerigarbo at 2011-01-22 14:06
コメントに気付くのが遅くすみません(承認制にしているため)。特別にドヌーヴファンではありませんが、長い女優人生を続けるドヌーヴの生き方や女性としての魅力の変遷に興味があります。
ファッション界で最近注目を集めているジェーン・バーキンやBB(ブリジット・バルドー)なども、年を重ねるごとに別の意味での魅力を増しているようで、お手本になりますね。
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【Keri先生のプロフィール】
光藤京子(みつふじきょうこ) 英語コミュニケーション・翻訳関連の執筆家・コンサルタント(TAS & コンサルティング)。会議通訳、翻訳ビジネス、大学講師の経験を生かし、これまで数多くの本を出版している。『働く女性の英語術』(ジャパンタイムズ)、『何でも英語で言ってみる!シンプル英語フレーズ2000』(高橋書店)のほか多数。最新書に『する英語 感じる英語 毎日を楽しく表現する』(ジャパンタイムズ)がある。 お気に入りブログ
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