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みなさまはクリスマスをどう過ごされましたか? 私の今年のクリスマス、ハイライトはひさびさの歌舞伎鑑賞でした。 実はある会の伝統芸能を楽しむイベントに参加したんですね。芝居前の1時間のレクチャー、4時間の芝居鑑賞、その後のバックステージツアーも含めて、昨日は6時間も歌舞伎が上演された国立劇場で過ごしました。 演目は「仮名手本忠臣蔵」。「仮名手本(かなでほん)」というのは、フィクションの忠臣蔵という意味で使われてきたそうです。 初演以来かならず大入りになるという人気狂言。劇中の人物は本物の忠臣蔵とは違いますが(たとえば、大石内蔵助は大星由良之助だったり・・・)、討ち入りにいたるまでのストーリーは、ほぼ忠臣蔵に沿った内容です。 松本幸四郎さん、市川染五郎さん、中村福助さんなど、豪華なメインキャストの演技は言葉につくせないくらい素晴らしいものでした。世襲という制度が批判を浴びることもありますが・・・ 幼いころから厳しい稽古を経て得た、洗練された所作や細かい演技のひとつひとつは、ひとつの手抜きもないのです(前のほうの席だったので、役者の指先の動きや顔の表情などすべてがよく見えました)。 イヤホンガイドもはじめて使いましたが、こんなに優れものだったとは!・・・人物設定からなぜ役者がこの場面でこのような演技をするのかまで、たいへん丁寧な説明があり・・・ガイドなしの時よりはるかに歌舞伎がよく理解できたように思います。 このような伝統芸能を持つ日本はやはり素晴らしいですね。アニメやポップカルチャーもよいけれど、歌舞伎を含めた伝統芸術を、もっともっと自信を持って、国内だけでなく海外にも広めていきましょう! 写真は、上演後のバックステージツアーに参加し、舞台の上でご機嫌な私。 (*2010年10月よりコメントは承認制にしています。ご了承ください) 関連サイト: ジャパンタイムズブッククラブ 「働く女性の英語術」特集ページ
by kerigarbo
| 2010-12-26 10:58
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【Keri先生のプロフィール】
光藤京子(みつふじきょうこ) 英語コミュニケーション・翻訳関連の執筆家・コンサルタント(TAS & コンサルティング)。会議通訳、翻訳ビジネス、大学講師の経験を生かし、これまで数多くの本を出版している。『働く女性の英語術』(ジャパンタイムズ)、『何でも英語で言ってみる!シンプル英語フレーズ2000』(高橋書店)のほか多数。最新書に『する英語 感じる英語 毎日を楽しく表現する』(ジャパンタイムズ)がある。 お気に入りブログ
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