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いよいよ、3月になりました。春はずっと前に来ている感じだけど、やはり3月と聞くだけで、心がはずむ思いがします! 今日の映画は、先日観た「ボビー」。原題は、BOBBY。 ロバート・F・ケネディ暗殺までの一日を、事件の現場だったアンバサダー・ホテルの中の人間模様と上手く絡めて作った映画だけど、実によく出来ている! 中年夫婦の危機と絆(妻役はシャロン・ストーン)、ベトナム戦争に絡んだ偽装結婚の若いカップル(リンジー・ローハンとイライジャ・ウッド)、老いを受けとめることのできない有名歌手(デミ・ムーア)、etc.etc. その他にも、当時の社会問題だった、ヒッピー、麻薬、戦争、人種差別なんかが、普通の人々の日常を通して、実に面白く描かれている。 それに、最後のクライマックスまでのカメラワークなど、実際のシーンと重ね合わせていく過程は、本当にドキドキしますよ! 当時の出来事が、現代社会の醜さも浮き彫りにしているのだけれど、ロバート・ケネディの元気なころの映像を見ていて、不思議に心が和みました・・・ では、今日ご紹介するのは、映画の中核ではないけど、ホテルに滞在するセレブの妻サマンサ(ヘレン・ハント)の靴に関する台詞。同じ女性としては面白かったので。 黒い靴を忘れてきたことに気づいたサマンサ、I forgot to pack my black shoes. 何で困るかというと、 I packed a black dress and a back-up dress, but the back-up dress also requires black shoes. (黒いドレスと、いざというときのためにもう一枚持ってきたけど、それも黒なのよ) back-up dressという表現、女性ならよくわかる。だって、天気によっても、気分によっても、一緒にパーティに出る人たちの服装によってだって、着る服が変わったりしますものね。 女性は、travel light(旅行に少しだけ洋服を持って出かける)のは不可能と、サマンサが言うけど同感! 写真は、先日イタリアから帰国したばかりの友人、近藤氏より送られてきたもの。ヴァチカン美術館内部、修復の風景。イタリアには、春はもう来てるんですかね?
by kerigarbo
| 2007-03-01 10:41
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Comments(2)
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dee_jay at 2007-03-03 10:30
keri先生、こんにちは。
back-up dressという表現、はじめて知った気がします。 最初ちょっと意味が分からない?って思いましたが しばらくして「・・・そうか!」と気がつきました。 英語も離れているとどんどん鈍感になってしまいますね・・・反省。
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kerigarbo at 2007-03-03 18:18
普通、back-upといえば、PCのファイルのバックアップとか、電力のバックアップとかに使いますよね。ここでは、それを洋服と組み合わせて使っているから、面白いと思って取り上げました。
黒い服には黒のくつで、黒いバックでなんて、結構面倒くさい。私、大学に行くときは、黒のかる~いビジネスバックを持っていっているんですが、茶色の服を着たときは、超似合わない。 そういうことは絶対にしない先生もいらっしゃいますけど、まあいいか、何てね!だって、カバンを変えると必ず何か移し損ねて、ああ、あれ忘れたとなってしまうんですもの!
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【Keri先生のプロフィール】
光藤京子(みつふじきょうこ) 英語コミュニケーション・翻訳関連の執筆家・コンサルタント(TAS & コンサルティング)。会議通訳、翻訳ビジネス、大学講師の経験を生かし、これまで数多くの本を出版している。『働く女性の英語術』(ジャパンタイムズ)、『何でも英語で言ってみる!シンプル英語フレーズ2000』(高橋書店)のほか多数。最新書に『する英語 感じる英語 毎日を楽しく表現する』(ジャパンタイムズ)がある。 お気に入りブログ
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