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最近は、パソコンで執筆することが多く、漢字が書けない、書けたはずの英語のスペルを間違えるなんて方、いらっしゃいませんか? おっちょこちょいの私には日常茶飯事のことですが、今日御紹介する映画、「幸せのちから」は、何とタイトルの英語のスペルがわざと間違っている。 The Pursuit of Happyness わかりますか?本来は、happinessとスペルんですよね。言われなければうっかり見過ごしそうなこの間違い、映画の中で、主人公のクリス(ウィル・スミス)が息子の保育所の隣に書かれた落書きを見て、「違う、違う」とこだわる。 同じく、原題のpursuitとは、追求するという意味です。幸せは、pursueするものか、getするものか、この映画は問いかけています。 You got a dream, you gotta protect it. (夢があったら、守らなきゃだめだよ)と、クリスは息子に言います。 挫折しても挫折しても、息子のために頑張るクリスをウィル・スミスが驚くほどリアルに演じている。本当の息子のジェイデンの演技もとても演技とは思えません。 この映画は、別の角度から見ると、ビジネスのノウハウも教えていて面白い。クリスが、自分の低学歴にもめげず自分の才能だと閃いたこと、I'm good at numbers (数字に強い)。そして、 I'm good at people. (人と上手くやれる) 人とのコミュニケーションって実に大事なんですね。チャンスを逃さないことはもちろん、人との出会いや、そのときの誠実な対応が、後でいかにその人の人生に役に立つか、というあたりがこの映画のキーポイントですね。 息子がクリスと通りを歩きながら話すジョークがあるんですが、実は意味深いです。映画で確かめてね。 写真は、パリのデリで見かけたショーウィンドウの中。左側は例のマカロン。凡人の私は、こんなマカロン一つほおばる瞬間も幸せですが・・・
by kerigarbo
| 2007-02-02 08:37
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Comments(7)
Keri先生、「最後の恋のはじめ方」のウィル・スミスも好きだけれど、今回もなかなか良かったです。トイレのシーンや幸せを手にするシーンは感動しました。本当の息子だけあって二人の息もぴったり。。。もう一度見てノックノック・ジョークを解いてみたいです。(P.S.ウィルは短距離走も早そう!)
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kerigarbo at 2007-02-02 16:06
ほんと、ウィル・スミスは、映画の最初から終わりまでほとんど走っていますね。ハリウッドの俳優は、走る能力はmustのようです(笑)。
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もりもと
at 2007-02-03 00:56
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kerigarbo at 2007-02-03 08:01
もりもとさん、こんにちは。
ジョークはね、私のかってな解釈ですけど、人生において、チャンスや人の助けは何度もあるけど、それを掴まなかったのはあなた自身の責任ですよという意味ではないでしょうか? クリスはチャンスを逃さず、常に逆境をプラスに変えていましたよね。
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もりもと
at 2007-02-03 18:12
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ありがとうございます!!なるほど非常に勉強になります。
私はこんなことを考えてしまいました。ジョークの話の中では、2度助けの船が来たけど、それを生かさず、その結果天国へ行ってしまった。 クリスも映画中で、2度駐禁をとられ、2度大事な機械を盗まれてしまった。お金に関しても、研修中2度上司に貸しをつくったりしてました(タクシー代金は払ってないのですが・・・)。この「2度」という数字が気になってしまいました。 考えすぎだと思いますが、こういった映画における意味深いジョークや言葉を探るのもひとつの映画の醍醐味かなと感じたいい映画でした。
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kerigarbo at 2007-02-03 20:07
なるほど・・・そこまでは気づきませんでしたが。数字というのも意味がある場合があるわけですね。もう少し注意すると、もっと仕掛けがあるかもしれませんね!
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Romx cobmep
at 2007-05-01 20:43
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【Keri先生のプロフィール】
光藤京子(みつふじきょうこ) 英語コミュニケーション・翻訳関連の執筆家・コンサルタント(TAS & コンサルティング)。会議通訳、翻訳ビジネス、大学講師の経験を生かし、これまで数多くの本を出版している。『働く女性の英語術』(ジャパンタイムズ)、『何でも英語で言ってみる!シンプル英語フレーズ2000』(高橋書店)のほか多数。最新書に『する英語 感じる英語 毎日を楽しく表現する』(ジャパンタイムズ)がある。 お気に入りブログ
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