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若葉が青々とし始め、初夏の訪れが待ち遠しいこの頃です。しかし熊本では、想定外の巨大地震が大地を襲い、たくさんの方々が被災していらっしゃいます。 余震への不安や食料、水、日常品の不足など、ほんとうにお辛いと思います。今しばらく、被災地の方々は心を強くして頑張っていただきたいと思います。 さて、写真は今月はじめに友人と訪れた銀座のフレンチ「シェ・トモ」のランチコースに出てきた野菜の盛り合わせ。盛り合わせといっても、ガラス板の上に各地の有機野菜が少しずつ盛られており、見た目もお洒落、材料は新鮮で味は素朴、思わずみなの笑みがこぼれるような心憎い演出でした。(ガラス板の下にはそれぞれの野菜の名が書かれた紙が敷かれ、何を食べているのか確かめながらいただくことができます) 冬の運動不足を食事の偏りで、私の体はむくんで毒素が溜まっているような感じ。新鮮な有機野菜でデトックスされたような、やさしい気分になりました。季節の変わり目で体調を崩しやすい今頃は、ビタミン豊富な野菜や果物をしっかりとるのがよいのではないでしょうか。 さて、地震に話を戻します。日本ではマグニチュード(地震の大きさ)のほかに、われわれが体で感じる揺れの大きさを表す「震度」が気になります。しかし海外では通常、マグニチュードだけで地震の規模を表現します。たとえば、1回目の地震のマグニチュードは6.5だったので、英字新聞(ジャパンタイムズ)は次のように報道しました。 A strong 6.5 magnitude earthquake hit Japan's southwestern island of Kyushu on April 14th. しかし、このときの「震度」は7でした。それを英語にすると、 It was an earthquake logging 7 on the Japanese intensity scale. となります。マグニチュードが大きくても震度が小さいこともあるし、その逆もあります(今回の前震と本震はまさにそうでした)。海外の方に説明するときは、マグニチュードと震度を混同しないようにしてください。 今日、関東は春の嵐。熊本および周辺の方々の安全と心の平穏をひたすらお祈りしながら、仕事をしています。 お知らせ: フェイスブックにブログを開設しました。英語や翻訳に関する記事を投稿しています。フォロー大歓迎です! 『何でも英語で言ってみる!シンプル英語フレーズ2000』(高橋書店)が、13万部を超えました! 関連サイト: ジャパンタイムズブッククラブ 「働く女性の英語術」特集ページ
by kerigarbo
| 2016-04-17 11:12
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【Keri先生のプロフィール】
光藤京子(みつふじきょうこ) 英語コミュニケーション・翻訳関連の執筆家・コンサルタント(TAS & コンサルティング)。会議通訳、翻訳ビジネス、大学講師の経験を生かし、これまで数多くの本を出版している。『働く女性の英語術』(ジャパンタイムズ)、『何でも英語で言ってみる!シンプル英語フレーズ2000』(高橋書店)のほか多数。最新書に『する英語 感じる英語 毎日を楽しく表現する』(ジャパンタイムズ)がある。 お気に入りブログ
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