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夏休みに楽しむ、女性のためのDVD2本
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灼熱地獄の毎日、みなさまどうお過ごしでしょうか?一刻もはやい秋の訪れを待ち焦がれながら、このまま夏が終わってしまうのはちょっぴり切ない、と感じる方もいらっしゃることでしょう。

「やる気のない・・・」その後の私ですが、1週間前に熱海駅前で転倒し足首を捻挫したことで、その原因がここ2,3年に蓄積した疲労であることを、確信しました。

たとえ捻挫であっても、足首を痛めるというのは著しく自由を奪われるということ、5ミリの段差に泣きながら、松葉杖を使うと足以外の筋肉を使い、体中が痛くなること、この1週間で色々経験しました。でも、冷房の効いた室内でゆったりと今後のことを考えたり、多少は内臓の疲れもとれ、よい休養となりました。

さて、本題に入ります。今日ご紹介する映画はお盆休み中に借りた2本のDVD。「ビフォア・ミッドナイト」と「アナと雪の女王」であります。

なに?「アナと雪の女王」をまだ観ていなかった?シネマ英語のKeri先生なのに?という声が聞こえてきそうです。はい、本当に忙しかったのです。やっと観ることができました。

この2本を(「ビフォアシリーズ」は前作2本も再び視聴したので、正確には4本)、2日間立て続けに観たことも、のちの捻挫につながるのですが、それはよいとして・・・

まず、「ビフォア」のほうですが、9年ごとに撮影を繰り返し、カップルのその後を追った作品、3本目も実によくできています。というより、3本続けて観ると、人生の移り変わり、男女の愛の形が年を経て変化する様などが実にリアルで、真に迫る不思議な感動を与えてくれます。ストーリー性は極めて最小限に抑え、二人が道を歩きながら会話する、そのパターンもほぼ変わっていません。

女主人公セリーヌ(ジュリー・デルピー)は、18年前の面影がほんの少しだけ残る、今はぽっちゃりのアラフォー。仕事、結婚、子育てと、嵐のように翻弄された自分の人生の中で、いったい私はなにを実現できたの?と激しい怒りを、夫ジェシー(イーサン・ホーク)にぶつけます。(このジェシー、相変わらず自由奔放で、女性の気持ちには疎いのであります)

日本語には「口が減らない」という表現がありますが、彼女の爆発シーンは必見だし、おかしい。隣にいた夫が、「なんか君みたい」というのですが、まあ思い当たらないこともないような。以下、そのような「口の減らない」セリーヌへジェシーが放つ台詞。

"Find somebody else to put up with your sh.. for more than like six months okay?"(君の愚痴を半年以上、堪えられるやつがいたら、お目にかかりたいね!)

そして、ジェシーは続けます。

"I know you're not gonna change and I don't want you to. It's called accepting you for being you."(君が変わるとは思わないし、変わって欲しいとも思わない。君の今のままを受け入れるってことだよ)

結婚を迷っている女性のみなさん、仕事と家庭や子育ての両立に悩む女性のみなさん、私のように人生をほぼ知り尽くしている熟女が言うのですから間違いないです。

人生とはこんなものです。男性と女性は根本的に異なるので、完全に理解しあうことは不可能。自分の人生を見失わないようにしながらも、自分以外の誰か(夫や子供、または恋人や友達)と人生をシェアすることには、確実に意味があります。

本映画を観てそのように思うか、または逆に思うかは、実は視聴者に任されています。「ビフォア」の9年後があるならば(あって欲しい!)、本当に楽しみです。

次は、「アナと雪の女王」。この映画、どうせディズニーだし、、、と内心多少なめておりましたが、褒めるのに値するのは、意外なる結末です。

ネタばれになるので詳細は省きますが、楽しさに満ち溢れた画面を追って行き、最後に誰があのような結末を想像するでしょうか?

これからの女性は、白馬のプリンスを待つことはない?(あっ、ちょっとネタばれですね)

女性の自立、自立と叫ばれながら、根本的にはなにも変わってこなかった、この30年あまりを経験してきた私には、遅まきながらも大きな一歩と感じられるシーンでした。

しかし、「ビフォア」に戻りますけど、ジェシーがセリーヌに自分の愛を再び説く、次の台詞(細かく聞き取れなかった部分についてはご容赦を!)のような愛の表現も、ときたま人生には重要です。

"I assure you...the guy you vaguely remember, the sweet and romantic (guy) you met on the train...that is me."(かすかに覚えていると思うけど、、、君が汽車で出会ったスウィートでロマンチックな奴、、、それは僕だよ)

過去を変えることはできないけれど、今さらながら女性の生き方をつくづく考える、今日この頃。

最後に、日没の熱海海岸の一枚をアップします。祭りの前だったせいか、ひと気がなく、静寂な暗闇に波の音、そこに何隻か白いヨットが佇んでいる。まるで映画のようなシーンに、夫婦でしばし見惚れておりました・・・

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夏はまだまだ続きますが、みなさんどうぞ夏バテに気をつけてお過ごしください。


お陰さまで、引き続き好調です!Keriの最新著書:何でも英語で言ってみる! シンプル英語フレーズ2000』(高橋書店)もよろしく!


(注:2010年10月よりコメントは承認制にしています。すぐにお返事できないこともありますが、感想、ご意見など遠慮なくお送りください)
関連サイト:
ジャパンタイムズブッククラブ 「働く女性の英語術」特集ページ

by kerigarbo | 2014-08-22 11:08 | Comments(0)
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