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4月になりました。といっても、明日はもう10日。最近時間の経つのが恐ろしくはやいです・・・ 昨年は、大震災の直後で花見も気がそぞろでした。 今年もすっかり安心とまでは言えませんが、花見に訪れている人々の顔が心なしか、ゆったりと笑顔になっているような気がします。 土曜日は隅田川沿いでスカイツリーを彩る桜を、日曜日は多摩霊園でお墓参りを兼ねた花見(写真はそこで見た見事な枝垂れ桜)を楽しみました。 日本人は桜を見ると、なぜ幸せな顔になるの?と毎年不思議です。 最近日本国籍を取得したことで知られる日本文学者のドナルド・キーンさんも、日本人になってほんとうに良かった、と思いながら桜を楽しんでいらっしゃるかもしれませんね。 キーンさんは最近の朝日新聞の記事の中で、復興ままならぬ日本で、なぜそこまでして日本国籍とったのかと聞かれ、こう答えています。 「・・・(中略)一つが日本の礼儀です。物を買えば店員が必ず『ありがとうございます』と言う些細なことから、人と人のつき合いにも表われています。米国人のように初めてあった人を下の名前で呼んだり、体をばんばんたたいたりして、親しさを表現するのとは、ちょっと違うと。うまく説明できませんが、私には生まれもって日本的な面があるのです」(4月7日朝日新聞朝刊より) 物を買えば、即座に笑顔で「ありがとうございます」と言われる環境に育ったわたしたち。その謙虚な気持ちは、桜を愛で大切にする気持ちと相通ずるところがあるかもしれないですね。 それにしても、東京だけでも桜はいたる所に咲いています。歩いても桜、電車に乗っても桜、大学のキャンパスにも桜が。今週も忙しいけれども、大いに桜を楽しむことにしましょう。 (注:2010年10月よりコメントは承認制にしています) 関連サイト: ジャパンタイムズブッククラブ 「働く女性の英語術」特集ページ
by kerigarbo
| 2012-04-09 21:40
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【Keri先生のプロフィール】
光藤京子(みつふじきょうこ) 英語コミュニケーション・翻訳関連の執筆家・コンサルタント(TAS & コンサルティング)。会議通訳、翻訳ビジネス、大学講師の経験を生かし、これまで数多くの本を出版している。『働く女性の英語術』(ジャパンタイムズ)、『何でも英語で言ってみる!シンプル英語フレーズ2000』(高橋書店)のほか多数。最新書に『する英語 感じる英語 毎日を楽しく表現する』(ジャパンタイムズ)がある。 お気に入りブログ
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