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ニュアンスの違いー英語と日本語
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この数日、初夏らしくなってきました。いつも言っているように、私は少々汗ばむくらいの季節が好き。心も弾みます。

が、今はよいけれど夏はどうなるの?(コンクリート建てのクーラーの効かないビルの中で、汗だくで仕事?ああ、想像ついちゃうな・・・)

さて、、、事情があってなかなか映画を観に行けない状況にいます(『ブラック・スワン』、『ジュリエットからの手紙』など、興味しんしんですが)。だからというわけでもないのですが、たまには私が大学で行っている授業の中身をご紹介しようかと・・・

週に一度、通訳になりたい学生さんたちに翻訳を教えておりまして、実践の前に、少しだけ翻訳理論や意味論みたいな(あくまでも「みたいな」)授業をしています。

たとえば、英語と日本語では単語は一対一で対応していない。当たり前だとみな思っているわけですが、最近やった授業では、果物や野菜が英語でどういう使われ方をしているのか、学生さんたちに調べてもらいました。

すると、日本語の果物や野菜は人間の外見を形容することが多い(たとえば、リンゴのようなほっぺ、桃尻、ゴボウのように細い足などに対し)、英語では外見だけでなく人間の性格や特徴を表すことが多い、というようなことがわかってくる。

学生さんが調べてきたものを含めてご紹介しますと、たとえば、

cabbage(ちょっとヌケた人。長年連れ添った伴侶に愛情をこめて使うこともあり)
pumpkin(小さな子に使います。Hey, pumpkin!みたいに)

慣用句では、

the apple of one's eye(非常に可愛がっているもの、目に入れても痛くない?リンゴが目に入ったら痛いだろうなあ、と学生たちと爆笑)
cool as a cucumber(落ち着いたクールな人。まあわからなくもないですけど、日本語では「キュウリのように冷静な人」とは言わないですね)
two peas in a pod (「瓜二つ」という意味。さやの中のえんどうマメが似ていることから)

文化的背景が関係しているものとしては、

apple polisher(おべっか使いの人。欧米の学校ではよく小さな硬くてテカテカに光ったリンゴをランチに持っていく。日本ではちゃんと剥いて、スライスして持っていくので、この慣用句は英語圏でしか通用しない)
sour grapes(負け惜しみ。イソップ物語のキツネさんがブドウを食べそこなったことから来ています。イソップを知らないと、いったい何のことだろうと・・・)

という具合に、色々あるんです。何だか遊んでいるみたいですが、言葉のニュアンスを正確につかんだり、ひとつの言葉がさまざまな意味を内包していることを知るのは、翻訳を学ぶ上で重要な第一歩です。

今もラジオで誰かが「わたしの旦那様が・・・」と言っているのを聞き、なんだかほんわりしたいい響きだなと。

日本語は「夫」「主人」「旦那」、「妻」「女房」「家内」「うちの奥さん」など、家族を表わす単語が多いですね。 英語では、my husbandかmy wife以外に、身内を人に説明する言葉ってないでしょう。不思議ですね。

最後に、なぜボケた写真をわざわざアップしているかというと、これ一昨日某スタバで飲んだミックスジュースです。ラベルにraspberryと書いてある。日本語でいうラズベリーですね。(「ラスプベリー」と書いて「ラズベリー」と読む。どうしてかな?)

ジャムによく使われる甘ずぱくて美味しいラズベリーですが、英語で慣用句に使われる場合、どのようなものがあるでしょう?みなさん、辞書やグーグルで調べてみてくださいね!

今日は、「シネマ塾」返上して、「Keriの翻訳教室」でした!

Have a nice day!


(*2010年10月よりコメントは承認制にしています。お返事が遅れることもあります。ご了承ください)
関連サイト:
ジャパンタイムズブッククラブ 「働く女性の英語術」特集ページ

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by kerigarbo | 2011-05-15 11:04 | Comments(0)
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