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今日のテーマは「モナリザ・スマイル」より
(写真)鎌倉の桜(近藤忠義氏提供) やっと春ウララという感じになってきましたね。先週末の夜、千鳥が淵まで桜を見に行ってきました。今まで我慢していたパワーが一気に全開したのか、お堀端の桜は、濃紺の夜空をバックに溜息が出るほどの見事な咲きっぷり!花の下で宴会している人々も満足そうでした。 新学期を迎える方も多いと思うので、学校がテーマで、私がかつて住んだことのあるボストンが舞台の「モナリザ・スマイル」を紹介します。 新任の美術教師キャサリン(ジュリア・ロバーツ)は、解放的な西海岸より東部の名門女子大ウェルズリー大学に赴任してきます。(ここはボストンの郊外にあり、娘の学校が近かったこともあって、一度だけ訪ねたことがあります。ヒラリー・クリントンさんも当校出身です) 50年代の東部の女子大は良家の子女の花嫁学校だったのですね。生徒たちはいずれも鼻持ちならないのですが、親分格のベティ(キルスティン・ダンスト)は、キャサリンについてナレーションでこう語ります。 She came to Wellesley because she wanted to make a difference.(彼女は、ウェルズリーに変化をもたらすために来たのです) (make a differenceは「違いや変化をもたらす」という意味で覚えておくと便利) ところが、保守的な学校はなかなか変わらない。キャサリンはついに校長に暴言を吐いてしまいますが、友人のビルは、次ぎのように励まします。 Don’t worry. Time will heal it. (心配するなよ。時が解決してくれるよ) (うーん、時が解決するとは言え、人間はなかなかそう思えないのが現実ですけど・・・) ボストンはまだまだ寒い時期ですが、もうしばらくすると、乳白色や薄ピンクのdogwood(ハナミズキ)が街中に咲き乱れ、緑も輝いて美しくなります。NYから飛行機で1時間、皆さんも機会があったら、是非訪ねてみてくださいね。
by kerigarbo
| 2005-04-11 12:22
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Comments(7)
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dee_jay at 2005-04-11 23:31
こんばんは!私のブログ、見て頂けたんですか?!感激です~。桜並木はうちの近所です。都内ではなく、某近県の片田舎です。ボストンは10数年前、一度だけ行った事があります。11月だったので、とても寒かったですが、クラムチャウダーが美味しかったのと、いくつか美術館へ行って芸術を堪能(?)したのをよく覚えてます。「time will heal...」とか「time heals...」とかって、よく聞くような気がします。言うのは簡単?なーんて、もっと素直にならなくちゃ!ですね(^-^;)
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大五郎
at 2005-04-12 13:40
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kerigarbo at 2005-04-12 21:03
dee jayさ、、ボストンのクラムチャウダー、特にリーガル・シーフードのはリッチですごくおいしいですよ。マンハッタン・クラムチャウダー(トマト・ベース)のもいいですが、私にとってのクラム・チャウダーは、やはりボストンの白いクリーミーなやつですね。
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kerigarbo at 2005-04-12 21:06
京都はどの季節もいいんですね。最近、まったく行っていないので、心の洗濯をしに、行ってみたいなあ・・・。
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cassiopeam101
at 2005-04-13 19:06
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成程、この学校は優れた人間をその後も育てているようですね。<a href="http://cns.bsd.uchicago.edu/faculty/mMcClintock.html">Martha K McClintok</a> は人のフェロモンの研究で知られていますが、この大学に在学中に気づいたそうです。同学年にヒラリー・クリントンもいたそうです。
ところで、「心の洗濯」ではなく「命の洗濯」あるいは「心が洗われる」でそうね。日本語は難しいですね。
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kerigarbo at 2005-04-14 18:52
おっと失礼、そうでしたね。あまりに疲れていて、つい本音が出てしまいました。でも、「心」を洗い流したいというより、私の場合は「頭」かも。今週は、大学が始まった上に翻訳の仕事の締め切りが迫り、頭の中を英語や日本語が飛び回っています!
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at 2005-04-18 16:43
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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【Keri先生のプロフィール】
光藤京子(みつふじきょうこ) 英語コミュニケーション・翻訳関連の執筆家・コンサルタント(TAS & コンサルティング)。会議通訳、翻訳ビジネス、大学講師の経験を生かし、これまで数多くの本を出版している。『働く女性の英語術』(ジャパンタイムズ)、『何でも英語で言ってみる!シンプル英語フレーズ2000』(高橋書店)のほか多数。最新書に『する英語 感じる英語 毎日を楽しく表現する』(ジャパンタイムズ)がある。 お気に入りブログ
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