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ゴールデンウィーク、みなさまどう過ごされましたか? 私は、まあなるべくゆったりと、美味しいものを食べ、久しぶりに映画を観て過ごしました。 今日ご紹介するのは「グラン・トリノ」。元フォードの社員で、72年型フォード、ビンテージカー、グラン・トリノをこよなく愛する偏屈じいさんのウォルト(クリント・イーストウッド)が、隣に住むアジア系の一家との心の交流を通し、社会の歪みや暴力の愚かさと闘っていく話。 渋い顔、渋い声、渋さだらけのウォルトは、隣の家のタオがなよなよと優柔不断なのが気に入らない。男とはこういう風に喋るものだと教えるウォルトの言葉は汚いスラングだらけ。 タオをToad(ヒキガエルという意味だが、頭や行動が鈍いという意味もあり)と呼び、アジア人をgook、zipperhead(両方とも、アジア人に対する蔑称)と堂々と呼ぶ。しかし、単なるracistではない。 タオの姉スーとの会話。 Sue: You saved him from that ○×□△ cousin of ours. (あなたは、○×□△の従兄弟からタオを救ってくれたわ) Walt: Watch your language, lady. (言葉に気をつけなさい、お嬢さん) Watch your language. とは、人前で汚い言葉を使った人をたしなめるときによく使う。 この映画、最後の場面で流れるグラン・トリノの歌(たぶん、最初の部分イーストウッド自身が歌っている)が最高でした。衝撃的なラストとともに、とても心に残る映画です。 写真は、先日天王洲で食べたハンバーガー。グラン・トリノときたら、やはりアメリカン・ハンバーガーでしょう、と思ったもので。(ビーフの味が濃くて、とても美味しかったです!) ジャパンタイムズブッククラブ 「働く女性の英語術」特集ページ http://bookclub.japantimes.co.jp/act/Article.do?id=008
by kerigarbo
| 2009-05-09 10:09
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Comments(5)
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英会話上達を目指す男
at 2009-05-12 04:10
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ゴールデンウィークは、悲しいかな仕事でした。
グラン・トリノ観たくなってしまいました。 早く、字幕を読まずに洋画を楽しめるようになりたいです。
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kerigarbo at 2009-05-12 07:40
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医師が教えるTOEIC920点
at 2009-05-13 17:55
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英語バイリンガル脳SWITCH
at 2009-05-13 18:00
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kerigarbo at 2009-05-13 19:29
クリント・イーストウッド、昔はただのイケメンガンマンだと思っていましたが、すっかり老人になった今でも男らしさを失わないところが素敵ですね。
生きている限り、社会のために何らかの貢献をしたいという気持ちが彼の映画から伝わってきます。みなさんもぜひご覧になってください!
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【Keri先生のプロフィール】
光藤京子(みつふじきょうこ) 英語コミュニケーション・翻訳関連の執筆家・コンサルタント(TAS & コンサルティング)。会議通訳、翻訳ビジネス、大学講師の経験を生かし、これまで数多くの本を出版している。『働く女性の英語術』(ジャパンタイムズ)、『何でも英語で言ってみる!シンプル英語フレーズ2000』(高橋書店)のほか多数。最新書に『する英語 感じる英語 毎日を楽しく表現する』(ジャパンタイムズ)がある。 お気に入りブログ
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